追加要素・違い
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機種による違い
本作はスーパーファミコンでオリジナル版「タクティクスオウガ」が発売され、
その後PSP版「タクティクスオウガ 運命の輪」として大幅にリメイクされました。
タクティクスオウガ リボーンは運命の輪を元にリメイクされています。
エキストラエピソード「DIVA」「ウォーレンを捜せ」「真の騎士」「十二人の勇者」は
一部ダウンロードが必要だったが、エンディング後のコンテンツとして収録されている。
本ページでは変更点・追加要素を紹介していきます。
シナリオや仲間の追加といった要素はなく、
環境、システムやプレイアビリティなどの改良となっている。
アイテムポーチを取り返せるようになったなど、
アイテムは全て取りたい人にとって有り難い調整もされていて
かなりプレイしやすい対応がされていて期待大です。
グラフィック高解像度化
キャラクターとBG(背景)を高解像度化。
これによって細やかなグラフィック表現ができますが、
SFC版からクオリティの高かったピクセルアートの風合いを活かしつつ高解像度化している。
ただし、キャラクターグラフィックは引き伸ばされてぼやけた感が出ています。
UI一新
情報把握のしやすさや操作手順の簡略化を考慮して改善が行われています。
マウスでの操作は片手で操作したい時にとても便利です。
- コマンドの選択が「アイコン方式」になった
- マウス操作に対応
- キーコンフィグも実装
フルボイス・サウンド
カットシーンをフルボイス対応し、
音声は「日本語」と「英語」2種類の音声を収録。
全てのBGMは生演奏で再レコーディング。
さらに新規楽曲も収録されている。
なお、セガサターン版のタクティクスオウガにもボイスがありましたが、
リボーンの声優さんは別の方が担当しています。
なお、セリフが膨大のため魔法の詠唱にはボイス入れられなかったそうです。
追加キャラ
新しく登場するキャラクターはいません。
敵キャラクターの「グアチャロ」と「ディダーロ」は今までは汎用グラフィックであったが、
専用イラストが書き起こされている。
ユニットグラフィックもナイトやテラーナイトではなく、
ザエボスの色違いみたいになっています。
レリック武具
一部の武具はレリックと呼ばれる種類に分類され、
同じアイテム同士を合成して強化できるようになった。
ファイナルトレーラーの映像中に、レリック強化の様子がちょこっと映っています。
気付きにくいのですが、1:59の右側にある画面内です。
バトルシステム
一番気になるバトルシステムも変更されています。
かなり大幅に変更されており、運命の輪では複雑化されていた箇所を
SFC版の仕様に寄せてプレイしやすく分かりやすくしたようです。
ユニットレベル制
運命の輪ではクラスごとのレベル制でしたが、
リボーンではユニットごとにレベルを持つようになりました。
皆に馴染みの深いシステムを採用したようです。
※SFC版はユニットごとのレベル制でした
ユニオンレベル
いわゆるレベルキャップで、シナリオの進行に応じた上限レベルが設定されている。
これによって圧倒的なレベル差で敵を蹂躙することができなくなるが、
上限まで上げれば有利に戦えるデザインにはなっている。
装備・魔法・スキル
かなり変わっています。
- 装備欄は右手、左手、頭、身体、腕、脚、装飾品の7つ
- 魔法とスキルは、運命の輪ではかなりの量であったため最適化のために削減
- 消耗品は4つまで装備して使う仕様に変更
- スキルや魔法もそれぞれ4つまでセットする仕様に変更
- スキル欄が減った分、装備にアビリティが付与されたものが増えた
- ウイングブーツ、ワープシューズなどは使用効果ではなく装備するだけで飛行・転移できるようになった
エレメント復活
SFC版にあったユニットのエレメントが復活しました。
相反するエレメント同士で攻撃するとダメージが増加するといったものです。
トレーニング復活
SFC版にあって運命の輪にはなかった「トレーニング」の機能が復活。
各拠点に「演習」コマンドを追加し移動せずにレベリングができるようになった。
エキストラバトルならアイテムも手に入るし撤退もできるので
運命の輪のままでも、そこまで問題なかったと思いますが、
埋もれた財宝を取りに行けるし、キャラのロストが一切心配ないので
確かにあった方がいいかなと思います。
チャーム
編成画面で使用するアイテムで、ユニットの能力をアップできる。
バトル中やバトル後の報酬で入手できます。
チャームの種類 | 使用効果 |
---|---|
レベルアップのチャーム | ユニットのレベルを1上げる |
経験値のチャーム | 経験値を付与する |
ステータスのチャーム | STRなど各ステータスのチャームがあり 能力値を恒久的にアップさせる |
エレメンタルチャーム | 各属性のチャームがあり ユニットのエレメントを別属性に変更できる |
ボーナスタスク
戦闘勝利条件の他にミッション的な要素が追加され、
条件を満たすとボーナスとして追加経験値やアイテムなどが手に入る。
偵察
アタックチーム編成画面で敵の編成やマップを事前確認することができる。
これはSFC版の開発時にも検討されていた機能だったりします。
その当時の構想と同じかはわかりませんが。
バトルAI
バトルフィールドの形状や戦局に応じて敵の戦術が変化するとのこと。
運命の輪では敵のAIが若干無駄な行動をすることがあったので、
アタッチ使いまくりのような状況はなくなりましたが、若干無駄な動きは見受けられます。
バフカード
バトルフィールドにランダムでバフカードが出現し、
拾うと攻撃力やクリティカル率などのステータス補正が得られる。
1人で4つまで保持することができ、攻撃力UPを4つ拾うなど、
何を拾うかで戦況を大きく変えることも可能。
バフカードはその戦闘限りでのステータス補正です。
運命の輪では敵を倒した際にタロットカードを落とし、拾うとベースパラメータがアップしましたが、
こちらもパラメータカードという名前になって機能は残っています。
※消耗品としてのタロットカードは廃止
プレイアビリティの向上
バトルのテンポ向上やオートセーブ機能実装などによって、
遊びやすさの改善が行われています。
倍速モードによって全てのアニメーションが高速にすることも可能。
アイテム合成
- アイテム合成は失敗することなく100%成功するように変更
- 素材が不足している場合、店で用意できるものは合成画面から直接購入できる
- 合成個数を決めて複数まとめて合成可能
その他いろいろ
- ユニットは100体まで仲間にできるようになった
- HPが多めにバランス調整された
- 敵の配置やクラスを一部変更、ドロップアイテムはかなり変更されている
- 弓・弩・投射系攻撃魔法などの軌道予測が表示されるようになった
※運命の輪ではスキルをセットする必要があった - クラス「ローグ」が敵専用になり、スティール・トレジャーサーチの要素削除
- ランダムエンカウント(エキストラバトル)の削除
- 説得・勧誘したユニットを自軍に加入させる際、名前を再設定可能
- 必殺技・忍術・武士舞はMP消費制になった(TP・触媒は廃止)
- 魔法の多くが廃止されたため精霊魔法がほぼ攻撃魔法だけになっている
- 呪文書の名前が魔法名になってわかりやすくなった
- 呪文書を消耗品として使用するシステムは廃止され
SFC版のように呪文書をセットして使う仕様に戻った - ライフが廃止され、戦闘不能後3カウント経過で死亡するようになった
- アタッチ系の魔法はMP消費なしでオート発動する仕様になった
- 敵に取られたアイテムポーチは倒せば取り返せるようになった
- 投擲武器が削除され、アイテムスリングはスペシャルスキルになった
- 状態異常(猛毒・悩殺・浪費家・猜疑・幻視痛)など廃止
- 一部ステージにあった増援が廃止された
- うぃっちデネブの加入条件が緩和された
- 謎補正はいちおうなくなった
- アンノウンという強敵が死者の宮殿で出現するようになった
- オクシオーヌのお供ドラゴンが仲間になるようになった
- 盗賊ロボスの見た目がローグになった
(運命の輪では見た目バーサーカーでクラスはローグ)
まとめ
PSP版ベースですが、別物と言っていいくらいの変わりようです。
プレイアビリティはかなり改善されているので、
リボーンとPSP版をプレイして比べると快適になったなぁと実感できるレベル。
追加・削除された要素について、良いか悪いかは人によると思いますが、
私の感想はプレイレビュー・評価のページに書いています。
参考リンク
- タクティクスオウガ運命の輪 攻略・解析(追加要素・SFC版との違い)
- バトル関連のリメイク要素や新要素“チャーム”や“偵察”などが明らかに | ファミ通.com
- 固有スキルやバトルフィールド、新たなクラス、キャラクターが明らかに | ファミ通.com
- レリック武具 | ファミ通.com
- 「タクティクスオウガリボーン」 ゲームシステムを松野的に補足! / Twitter
- 「タクティクスオウガリボーン」 登場人物とそれを演じる声優さんのご紹介 / Twitter
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