リメイク版の評価・レビュー
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はじめに
私はSFC版プレイ済みで、聖剣伝説2はゲームの中でも思い入れが強い。
リメイク版はSteamでプレイしており、総プレイ時間は90時間。
発売当初のバグも経験しており、アップデート後にプレイを再開してクリア。
実績もコンプリート済み。
個人的な感想なので、参考程度に読んでいただければ幸いです。
クリア時間
進む場所を知っている人だと20時間程度でクリア可能、
長くて30時間程度でクリアできると思います。
トロフィー・実績のコンプは、図鑑やアイテムのコンプ、
武器レベルを最大にする必要があるので、50時間あればいけると思います。
良かった点
特に良かった点は太字にしています。
- 原作を忠実に再現している
- キャラクターのフルボイス対応
- 一部評判が悪かったそうですが、アレンジ版BGMは良いと思う
※設定でオリジナル音源に変更可能 - 幕間エピソード追加でキャラの性格などをより深く知ることができる
- ダッシュが自由移動になった(SFC版は直進のみ)
- 味方が壁や障害物に引っかかって移動できなくても無視して先に進める
- 消費アイテムの所持数を設定で多くすることができる
- 武器変更や魔法・アイテムを即座に使えるショートカット機能
- リングコマンドの中心にキャラの顔が表示されて誰のリングか分かりやすい
- リングコマンドから「あらすじ」を確認できる
- オートセーブあり
- 高レベルの投げ必殺技が出るようになっている
気になる点
バグとセーブ枠はちょっと信じられないくらい失望しました。
セーブ枠や仲間行動設定などを考えると、
スマートフォン版を参考にリメイクしているように見受けられる。
- ひどいレベルのバグがあった(現在は修正済み)
- セーブ枠が2つしかない
- SFC版よりもう少し上からの視点のため、キャラの顔が見えない
- 図鑑はグラフィックが表示されるだけで物足りない。能力値や解説なども欲しかった
- 図鑑は各セーブデータでそれぞれ保存される仕様のため、一部の敵がセーブに残せない。
システムデータの方で管理されていた方が良かったと思う。 - 仲間行動設定で、行動方針の設定が無くなった
SFC版は攻撃・防御・接近・回避という方針を調整できた - 3Dグラフィックになったが、キャラの口が動かないなどの違和感あり
- ショートカットが2つしか登録できない
- 追加ダンジョンなどの要素は一切無し
総合評価
バグやその後の修正の遅さなど印象が悪すぎるので、0点としています。
人生で唯一買って損をしたと思った作品です。
修正された現在の状態だけで考えるなら普通にプレイできるので、
50点かなと思います。
SFC版のプレイヤーなら当時を懐かしみつつ楽しめる可能性はありますが、
未プレイの人が5000円ほど出して買うにはちょっとオススメできません。
原作を忠実に再現しているのか、戦闘が当時から進化していないので
新規プレイだと他のゲームと比べて、かなり古さを感じると思います。
国内外から大きな批判があったためか、次のリメイク作品「聖剣伝説3」は
本当に名作と言っていい出来でした。
こっちで汚名返上しようという意図があったのかもしれません。
とても思い入れのある作品だったので、
聖剣伝説3のようなクオリティでリメイクをしてほしかったものです。
他機種版と比較
ただし、聖剣伝説2に興味があって初めてプレイする人であれば、
リメイク版は検討しても良い作品かなと思います。
- SFC版は進行不能バグがある
- 聖剣伝説コレクションやバーチャルコンソール版は、SFC版の進行不能バグ修正済み
- スマホ版はSFC版ベースでバグ修正済み。ショートカットも追加されているが操作しにくい
- リメイク版はバグ修正済み、ボイス、ショートカット機能、幕間エピソードなど追加要素あり
上記から、聖剣伝説コレクション・バーチャルコンソール版か、
リメイク版どちらかをプレイするのが良いと思います。
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