Stable Diffusionインストール
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ローカル版
Stable DiffusionはWEB上で使用することができますが、
PCにインストールして使用することもできます。
WEB上のサービスだと、使用回数があったり
有料サービスだったりと色んな制限があります。
ローカル版は無料で導入できるので、PCスペックに余裕がありそうなら挑戦してみましょう。
必要スペック
このくらいは必要そうです。
PCのディスク容量については、モデル1つでも数GBもあったり、
画像を保存していくと容量はどんどん必要になります。
1TB以上は必要かなと思います。
最低スペックだとGPUが8GBあれば良さそう。
私は最低スペックにも満たない低スペックなノートPCを使っておりますが、
512x512サイズの画像であれば、5分くらいで生成できるといった感じになります。
- 推奨スペック
- メモリ16GB以上
- GPUのVRAM12GB以上
- Windows OS 64bit
- インストール容量5GB以上
インストール方法
導入するのは「Stable diffusion web ui/AUTOMATIC1111」という名前のツール。
インストールして起動させると、ブラウザ上で動作しますがローカルで動作しています。
1.モデルデータのダウンロード
AUTOMATIC1111のインストールの際に、モデルが自動的にインストールされますが、
今はより良いものがあるので、事前に使いたいモデルデータをダウンロードしましょう。
特に使いたいモデルデータがないなら、この手順は飛ばしてください。
2.Pythonインストール
プログラミング言語「Python」をインストールします。
記事掲載時の最新版3.12.3は私の環境ではエラーが出たので、
公式推奨の3.10.6がオススメです。
下記ページの最下部にある「Windows installer (64-bit)」をダウンロードします。
https://www.python.org/downloads/release/python-3106/
インストール画面では「「Add Python 3.10 to PATH」」に
チェックを入れてから「Install Now」を選択してください。
後は特別なものは選択せず進めればいい。
3.Gitインストール
プログラムのソースコード等を管理するシステムです。
Standalone Installerの「64-bit Git for Windows Setup.」をダウンロード。
https://git-scm.com/download/win
インストールは設定変更せず進めるだけでいい。
4.AUTOMATIC1111インストール
エクスプローラーで、インストールしたい場所を開きましょう。
英数字以外のパスにするとトラブルのもとになる可能性があるので
CドライブやDドライブ直下を開けばいいかなと思います。
その画面で右クリックメニューから「Open Git Bash Here」を選択。
※該当項目が無い人はShiftキーを押しながら右クリックしてメニューを出す
コマンドプロンプト画面が出てくるので、下記コマンドを実行
git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git
Done.と表示されコマンド入力可能な状態に戻ったら完了。
「stable-diffusion-webui」というフォルダが作成されています。
モデルデータをダウンロードしている人は、
「stable-diffusion-webui\models\Stable-diffusion」フォルダ内に入れておく。
「stable-diffusion-webui」内の「webui-user.bat」を実行すると起動となります。
初回起動時は自動で必要ファイルのインストールが行われる。
エラーが出た場合
「webui-user.bat」を実行した際にエラーが発生した場合について、
エラーによって対処が異なります。私が遭遇したエラーを紹介。
Torch is not able to use GPU
「webui-user.bat」をテキストエディタなどで開き、
「set COMMANDLINE_ARGS=」を下記のように変更して保存したら再度実行してみてください。
「set COMMANDLINE_ARGS=--lowvram --precision full --no-half --skip-torch-cuda-test」
Couldn't launch python
pythonの最新版をインストールしていたらこのエラーになりました。
pythonをアンインストールして、version3.10.6をインストールしましょう。
さらに「stable-diffusion-webui」内の「venv」フォルダを削除してから再度実行してみてください。