プロンプト(呪文)の括弧の意味

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括弧について

Stable DiffusionなどでAIアートを生成する際の呪文にて、
括弧を用いた呪文を見かけることがあると思います。

これらは強調構文と呼ばれています。

画像の調整をするのに必須のテクニックなので、
まずはこれだけでも覚えておくと良いでしょう。

参考ページ

Features · AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui Wiki · GitHub

()

Stable Diffusion系はこちら。基本これを使うことが多い。

これで囲んだ呪文は注目度(重み)が高くなり、
呪文の効果がより派手になったり大きくなったりする。

下記は参考ページを日本語訳して引用しています。
複数ありますが、(呪文:数値)の形式で数値を変えて調整するのが一番使いやすいと思います。

数値の範囲

(呪文:数値)の形式は、あまり大きい数字にすると
とんでもないバグったような画像が生成されます。急に出るとビックリするので注意。

基本的には1.5くらいまでで済ませると良いでしょう。
中には2.0くらいでも有効なものもあります。

BREAK

例えばwhite shirt, black skirtと入力して生成すると
シャツもスカートも白くなっているという状況が発生した場合に使えるテクニック。

注目度を上げても変化しなかった場合は、BREAKを使ってみましょう。

white shirt,BREAK black skirt

こうするとblack skirt以降が、2番目の呪文グループになり、
グループ最初のキーワードは注目度が高いため、効果が出やすくなります。

最大3グループまで分けて使うのが効果的とされており、
それ以上に増やすのはあまり変化が出ないと言われています。

{}

NovelAIはこちら。ただし()でも同様に動作するらしい。
括弧を重ねて注目度を変化させるスタイルのようですね。

複数呪文をまとめる

括弧内に複数のキーワードをまとめることも可能です。NovelAIも可能。
Stable Diffusionの数値を使う場合は、一番最後に記述すれば全てに反映されるっぽい。

(呪文,呪文,呪文:数値)

よくネガティブプロンプトに低品質のキーワードを入力して、
出てこないようにするという呪文が良く使われていますが、下記のようにまとめておける。

(worst quality, low quality:1.4)