Hires.fix
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はじめに
Stable Diffusionの初期設定である512x512で画像生成すると
画面サイズの関係で目がキレイに描けていないことがあります。
より綺麗な画像を目指すのであれば、画像をアップスケール(解像度を大きく)しましょう。
512x512なら2倍の1024x1024にするのが良いでしょう。
PCスペックの高い人であれば始めから高解像度で生成した方がいいと思いますが、
普通は生成に時間がかかるので、まずは512x512などの小さいサイズで生成し、
ナイス画像ができたらHires.fixの機能でアップスケールという流れが良いでしょう。
ただしアップスケールした画像は元画像と若干違いは出ます。
予めご了承ください。
使い方
まずはStable Diffusionの「PNG Info」で高画質化する画像を読み込み、
「Send to txt2img」にパラメータ情報を送ります。
次に「txt2img」の中に「Hires.fix」があります。
選択するとチェックマークが入り、各設定項目が表示されます。
これを設定して「」を押せば高画質化されます。
Upscaler
アップスケールのアルゴリズムを選択します。
「R-ESRGAN-4x+」が推奨されているので、これ一択でいい。
Hires steps
Sampling stepsと同じような書き込み回数的なものです。
0に設定するとSampling stepsと同じ回数になる。
元画像からアップスケールするという処理なので、こちらは少な目でも良い印象です。
「15」で様子を見て、描き込みが足りなそうであれば数値を増やしてみましょう。
場合によっては10くらいでも十分なケースがあります。
Denoising strength
元画像を尊重する強度。
0なら元画像のまま、1なら作り直し。
1にするなら最初から大きいサイズで生成すればいい話ですし、
0にすると元画像そのままを大きくするだけなので、荒い画像になる。
初期値が0.7ですがかなり変化が見られるので、
私は「0.5」から試しています。
それでも変わりすぎだと思ったら0.4とか減らしていきましょう。
Upscale by
画像サイズの何倍にするかという設定。
あまり大きくし過ぎると崩れやすくなるので、
1024になるように大きくするのが良さそうです。
元画像が512x512なら「2」を設定すると1024x1024になります。