レビュー・評価
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1993年にスーパーファミコンで発売され、「1000回遊べるRPG」というキャッチコピーと共に
ローグライクというジャンルを日本に定着させた金字塔『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』
ドラクエ4でおなじみの商人が、入るたびに形を変える魔法のダンジョンへ挑む本作は、
シリーズ第1作にしてすでに一つの完成形に到達しています。
すぎやまこういち氏が手掛ける心地よいBGMに包まれながらも、一歩のミスが命取りになる緊張感。
そして、冒険を終えるたびに大きくなっていく自宅と店……。
後発作品のような「壺」や「合成」といった複雑な要素がないからこそ、
純粋に「その場にあるリソースでどう生き残るか」というローグライクの本質的な面白さが際立ちます。
本記事では、本作を800回以上プレイし、「さいごの巻物」まで手にした筆者が、
今なお色あせない初代トルネコの魅力と、プレイして感じたリアルな評価をまとめています。
はじめに
こんな感じの人が評価していますという紹介です。
不思議のダンジョンシリーズは、本作が一番好きでプレイしていました。
他にはトルネコの大冒険2(GBA)、初代の風来のシレン、ヤンガスなどはやり込みました。
トルネコの大冒険は、証明の巻物・さいごの巻物も入手経験があり、
攻略サイトを作成する際に、色々な調査・検証をしたのである程度は詳しいと思います。
個人的な感想なので、参考程度に読んでいただければ幸いです。

プレイ時間
プレイ開始から「もっと不思議なダンジョン」の「奇妙な箱」を
持ち帰るまでをクリア時間とします。
運や自分のプレイが今後の状況にフィットするかにもよるので、
クリアまでの時間はそれぞれ差が出ることになります。
私は子供の頃は100時間以上はプレイしてクリアしたと思います。
もし一発でクリアできた場合なら10時間程度、
普通は試行錯誤して50時間程度になるでしょう。
クリア後も「もっと不思議なダンジョン99階」を目指すなど
やり込みができるゲームデザインです。
良かった点
ドラクエのアイテムやモンスターがちゃんとシステムに溶け込んでいるのが秀逸。
- ランダム生成されるダンジョンのため、その場での判断が重要となるシステム
- ドラクエのキャラクターが登場し、特徴に合った能力を持っている
- お金を貯めて店や倉庫が大きくなっていく発展要素
- 空腹度や敵の状態異常攻撃など、何度も苦戦してクリアすることを前提とした絶妙な難易度設計
- BGMはすぎやまこういち氏で、ハープのようなつま弾く音色の曲が特に好き

お金を稼ぐことで大きくなるお店
気になる点
あまり気になる点が思いつかなかった、こんなに長く遊べていいのかなと感じる。
初代作品なのでシンプルすぎだと感じる人はいると思います。
しかし保存の壺などが無いからこそ、パン一個の重みが違うのです。
- 構造が変化するとはいえダンジョンが3種類のため変わり映えしない
- 道具は結構あるが、武器、盾は種類が少なく感じる
- 壺の要素がないので、アイテムのやりくりは大変
- ダンジョン内の店などの要素も無い
- 難易度は難しめ、やられて試行錯誤していくゲームなので合わない人もいそう
※でも初代シレンの方が難しいと思う

難易度は高めではある、運次第でもある。
あと一歩が届かない悔しさが、次の冒険への原動力になる
総合評価
95点、「1000回遊べるRPG」というキャッチコピーは大げさではない。
私は体感では1000回は到達していませんが、800前後はプレイしているはず。
シリーズ第1作にしては、すでにシステムが完成しており、
後発作品の様々なダンジョンや、仲間システムなども楽しいのですが
このくらいのシンプルさがちょうどいいと思う時もある。
システムの把握も早く済むので、
久しぶりにプレイしたい時にはちょうどいい作品だと思います。
難易度も程よいので不思議のダンジョンシリーズの入門としても完璧。
オススメの対応機種
初代トルネコの大冒険はSFCでしかプレイできない。
そのためカセットとレトロゲーム互換機「レトロフリーク」でプレイするのが最適。
いつかSwitch Onlineなどに出てきて欲しいですね。
もっとボリュームが欲しい場合は
私はシレンのモンスターになじみがないので、ドラクエ系の不思議のダンジョンが好きです。
そのため、トルネコの大冒険2は初代の雰囲気のまま
アイテム、ダンジョンなどがボリュームアップしているのでオススメ。
または、「少年ヤンガスと不思議のダンジョン」は仲間モンスターや配合の要素があり
これも楽しかったです。最終的にデスピサロとかを連れていけます。
よりローグライクな厳しさが欲しい人は、シレンシリーズをやってみましょう。

