ストーリー・プロローグ
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伝説
古き物語に、かく語りき。
「左手に印を授かって生まれし者は、剣に選ばれし者なり。
険しき旅に出でて、世界の始まりに生まれし者を支配する。」
序章
はじまりは、小さな好奇心だった。
平和を愛するヘネシー王はある日、城の地下深くに隠された古い扉を発見した。
その扉には古代ルーン文字でこう記されていた。
「我、始まりに生まれし者を滅ぼすに至らず。ここに封じたり。
その者を滅ぼせしめる勇者、この地に来たる日まで何人もこの扉に触れることなかれ…」
好奇心にかられた王は、扉を開き中に入った。
そこに見たものは、巨大な恐ろしい竜の絵だった。
その竜の胸には1本の剣が刺さり、王が近づくと竜の目はあやしく赤い光を放つ。
まるで吸い寄せられるように、王は剣へと腕を伸ばした。
その瞬間、凄まじい音が城を揺さぶり、何者かの歓喜の声が響く中、剣は砕け散った。
こうして暗黒の封印は解かれ、王の心は深い闇へと落ちていった。
ヘネシー王は変わり、恐怖と絶望が支配する国となった。
やがて待望の王子が生まれて、人々の間にわずかな喜びが広がった。
しかし、王は幼い王子の腕を見た瞬間、狂ったように襲い掛かった。
かばった王妃の死と引き換えに王子は助かり、老騎士に抱かれて城を脱出した。
始まり
それから15年。
王子をたくましく育てた老騎士は、1本の剣を与えて生い立ちの秘密を語り聞かせた。
闇を封じる剣を求めて、ふたたび平和を取り戻すために王子は旅立つ。
王子の左腕には一つのアザがある。それは、まさに剣そのものであった。
プロローグ
※ゲーム開始時のメッセージ
ここに一つの伝説がある。
剣に選ばれし者
闇を葬り
光をもたらす…
平和な国「リッカー国」は、勇敢な国王ヘネシーによって治められていた。
ある時、ヘネシー王は、より多くの知恵を求めるあまり
誤って闇の封印を解いてしまった。
それ以来、王は闇に憑りつかれ、国は次第に荒れ果てていった。
人々の心に不安が渦巻く中、この国に一つの希望が生まれた。
王子ハインの誕生である!!
しかしヘネシー王だけは左腕に奇妙なアザを持つ我が子を喜びはしなかった。
突然王は血相を変え、王子に刃を向けた。
驚いた騎士パスカルは、王子ハインを奪い去り、決死の覚悟で森へと逃れた。
古よりこの国を守る3人の魔法使いたちは、世を嘆き闇がこれ以上広がらぬよう願った。
彼らは力を合わせ、ヘネシー王がいる城を地下深くに沈め、森で覆い隠してしまったのである。
そして時は流れ、今戦いが始まろうとしている…。